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大学生涯学習系センターWebサイトの動向−1 |
*コメント・URLは選考時のものです
選考者のつぶやき(財団法人AVCC 普及啓発部長 丸山 修)
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地方自治体教育委員会の生涯学習課が地域連携課や家庭・地域課などに名称が変わる例がでているが、改めて大学の生涯学習センター系のサイトを見てみると地方の国立大学を中心に「地域連携センター」というネーミングが目立つようになっている。これは数年前より、国立大学の独立法人化に伴い、地方大学が大学そのもののミッションや機能の見直しと組織の再編成を検討し、改革を推し進めた結果と見られる。そこには地域の人材育成、地域の課題解決、地域活性化、地域の自立に向けて大学が総力を結集しようとしている姿が見受けられる。
地方自治体の生涯学習推進施策も政策見直しによる事業の縮小、予算削減、人員削減などが進んでいるが、地方大学は文字通り大学の生き残りと生涯学習のリニューアルが密接にからまりながら、かつ地域と一緒になって、再生への道のりを築こうとしているように思う。これも社会はそれだけ厳しく難しくなっていることの証しであり、自己判断・自己責任時代の市民を支援する社会インフラの再編ともいえる。今回はそんなサイトのなかから「熊本大学 社会連携 地域連携」「高知大学国際・地域連携センター」「宮崎大学教育研究・地域連携センター」「富山大学 地域連携推進機構」「岩手大学地域連携推進センター」の生涯学習部門の動向について紹介することとした。
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