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社会の課題解決に挑戦する“社会起業家”の普及・養成 |
*コメント・URLは選考時のものです
選考者のつぶやき(財団法人AVCC 普及啓発部長 丸山 修)
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21世紀の先進国の人材づくりにとって「ソーシャル・アントレプレナー」(社会起業家)の養成は重要なキーワードとなっているように思う。欧米に続いて近年は我が国の大学でも学
生にコミュニティビジネスや社会起業家に関する講座が増えている。社会起業家に関する著作物を多数執筆している町田洋次氏(ソフト化経済センター理事長)によると、社会起業家
とは、「社会問題を起業家精神で解決する人」とされている。
そもそも「社会」というのは「非営利」でビジネスには乗らず、対象外というイメージがあり、「起業家」というのは頭を働かせてビジネスを興す人、というイメージがある。しかし、福祉・環境・まちづくり・防災・安全などの大きなお金には成らない地域の社会的な課題に対し、従来型で行政がすべてをまかなうような時代は財政的にもすでに過去のことだ。個々人の自助、住民同士による共助、行政と住民の協働などで様々な社会的な課題に立ち向かわなければならない。その
社会的な課題やニーズをヒントに、知恵を働かせて新しい仕組みやネットワークを創出していくのが「社会起業家」の起業家たるところなのだろう。今回、そんな社会起業家に関わる情報発信や活動をしているサイトをブラウジングして5サイトをとりあげたが、社会起業家の養成といったとき、課題解決の知恵が働くようにする教育とは何か、が次のキーワードとなる。で、課題解決の知恵とは、結局、NPOや社会起業家の活動事例、経験に学ぶしかないように思う。
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