- 【デジタル・サイエンス&カルチャー・ミュージアム】
- http://www.s-a-station.org/
- 先端科学、学術や文化に関する情報のデジタルアーカイブ化に取り組んでいるNPO法人千里アーカイブスステーション(SAS)が運営するサイト。10月から大学や研究機関に蓄積された自然科学や人文科学に関する最先端情報の映像アーカイブスとして、6テーマ20タイトルが公開された。内訳は「生命の発生過程や誕生の歴史等、人類のルーツをさまざまな角度から探る」(5本)、「最先端の医療とその研究がもたらす未来」(3本)、「テクノロジー最前線・さまざまな原理と応用」(4本)、「サイエンス&アートの試み」(2本)、「世界の文化、地球環境、新しい国際貢献の道」(4本)、「CG・映像ライブラリー集}(2本)で、各々9分から15分前後のビデオクリップにまとめられている。また、今後の教育現場で求められている先生のニーズに基づいた映像コンテンツや発明・発見に関連したコンテンツをアーカイブする予定。
- 【三重県科学技術振興センター】
- http://www.mpstpc.pref.mie.jp/
- 保健環境・工業・農業・畜産業・林業・水産業など県内の試験研究機関が分野横断的な研究に取り組んでいる三重県科学技術振興センター。インターネットによる情報提供も「e-テクノカレッジ」「みえサイエンスアカデミー」「研究成果等データベース」「バーチャル研究室」「サイエンスパーク(キッズサイト)」など充実している。「e-テクノカレッジ」は、センター各研究部が開催している「一般公開講座」や「研究成果発表会」、各種「フォーラム」などの講演内容を動画と説明に使用したスライドなどを組み合わせた「インターネット上の公開講座」。「昔と今のこんな陶磁器、あんな陶磁器」「野菜やおコメのDNAをみてみよう」「イセエビの不思議」など生活に身近な題材を科学的に解説している。バーチャル研究室は、各分野・カテゴリーごとに研究者とその発表論文などが公開されており、研究者自身にメールで質問ができるようになっている。情報公開、情報提供、情報共鳴を目指す、三重県ならではの踏み込みに拍手。キッズ向けのサイエンスパークもアニメやクイズなどを用いて児童向けに工夫された楽しいサイト。
- 【楽しく学ぶ縄文倶楽部】
- http://www10.plala.or.jp/zyoumon
- 縄文人の生活に興味のある方、博物館と学校との新しい関係について考えてみたい方、総合的な学習の時間のヒントをお探しの方等を対象にしているサイト。体験活動のコーナーには「火焔型土器作り」「石鏃作り」「勾玉作り」「貝製装身具作り」「骨角器作り」「縄文布作り」「アンギン編み台作り」「竪穴住居作り」「どんぐりクッキー作り」「どんぐりコーヒー作り」「出前授業」「特別授業」「体験教室」「笹山縄文市」の14事例が紹介されており、人気投票によるランキングが公開されている。また、長岡市・十日町市・中里村・津南町・4市町村それぞれの博物館及び生涯学習課と小学校が連携して総合的な学習に取り組んでいる「信濃川火焔街道」博学連携プロジェクトも紹介されている。
- 【雲南未来博物館】
- http://www.ufm.jp/index2.html
- 島根県の東南部に位置し、仁多郡(仁多、横田町)、大原郡(大東町、加茂町、木次町)、飯石郡(三刀屋町、吉田村、掛合町、頓原町、赤来町)の3郡(10カ町村)からなる雲南地域の雲南広域連合は、平成14年度から地域振興事業として地域文化、風習、町並みなどの地域財産をデジタルコンテンツに加工・編集・収蔵し、インターネットで全国に情報発信する「雲南未来博物館整備事業(3ヵ年事業)」を実施している。この試みはIT(情報通信技術)と地域学習・地域文化活動の融合を図り、郷土固有の文化資産をデジタルコンテンツとして未来に伝承していくための新しい文化施設の整備を目指したもの。展示・交流ゾーン、郷土・歴史・文化ゾーン、未来・夢・将来ゾーンがあり、それぞれサイトマップからコンテンツにナビゲーションされている。懐かしい小学校生活の香り、ふるさとの生活や景色が画像・音声・動画、アニメーションなどでデジタル化され、再現される。小学校の校歌、白黒写真のカラー化、懐かしいニュース映像など、箱物はなくても立派なミュージアムを構築している。
- 【教育用写真サイト】
- http://www.aglance.org/archives/
- 特定非営利活動法人(NPO)"e-dream-s"が運営する画像サーチエンジン"@aglance(アット ア グランス)"のサイト。e-dream-sの前身「アクロス」は、英語教師による自主的な研修を行う団体として多文化理解のためのフィールドワーク、アジア諸国やアメリカをはじめとする教育関係者との交流などの活動を行ってきただけあって、世界各地の生活文化を授業で伝えるときに役立つさまざまな画像が検索できる。生活ジャンルのトイレ、ごみ箱、ポストなどは各国のものが比較できて楽しいし、特集の「カンボジア虐殺の地」の写真のアーカイブに至っては感無量。現在(2003年10月)海外写真サイトは主に日本における多文化教育の素材となる画像をキャプション付 きで52カ国約5,500枚、日本写真サイトはスタートしたばかりで約50枚が掲載されている。写真は一般に応募し掲載しており、利用については非営利の教育目的であれば無料で使用することができる。
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