2001年12月「IT講習 その2」 *コメント・URLは2001年12月当時のものです

選考者のつぶやき(財団法人AVCC 普及啓発部長 丸山 修)

 12月のgoodsiteは8月に続いてIT講習支援サイトという視点でリストアップし、最終的に5サイトを選びましたが、「ポストIT講習」という観点から幅広くいろいろなサイトをチェックしたところ、goodsiteとしてノミネートした以外にも多様なホームページが登場していることを発見しました。

◆運営者が掲示板を活用して受講者の質問や意見に熱心に対応したり、受講者の交流に努力しているサイト

 「鶴岡市主催IT講習 」
 http://www.kobaecha.com/tsuru/
 「会津若松坂下町 IT講習について」
 http://business1.plala.or.jp/syogai01/page01.htm
 「安城市IT講習会」
 http://www.npo-aichi.or.jp/npo/it/
 「長野県駒ヶ根市 パソコン初心者向け IT講習」
 http://www.cek.ne.jp/~it-semi/

◆講習会の模様や受講者の成果を公開しているサイト

 「三鷹市社会教育会館」
 http://www.shougai.city.mitaka.tokyo.jp/shakyo/index.htm
 「嬉野町IT講習ホームページ」
 http://www.ztv.ne.jp/water/it-top1.htm

◆パソコン講座の卒業生やIT講習ボランティアサポ―タのサイト

 「三郷パソコンクラブ」
 http://www.enat.org/~misato-pc/index.htm
 「公民館PCサポートクラブ(富士見市)」
 http://www003.upp.so-net.ne.jp/kouminkan/

◆NPOやボランティア活動を行う活動者のITスキルアップ向けと思われるサイト

 「Word Village(福島県国際交流協会)」
 http://www.worldvillage.org/net/
 「ボランティア・NPO・NGO活動者のためのパソコンオンラインセミナー(大阪ボランティア協会)」
  http://cw1.zaq.ne.jp/osakavol/pcsemi/index.html

◆レベルアップやステップアップ講習の実施案内サイト

 「府中町教育委員会IT講習」
 http://www.akinet.ne.jp/fukyoi/sho_it.htm
 「情報通信技術講習(IT講習)について(熊本市)」
  http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/IT/
 「栃木県ITパソコン講習」
 http://www.pref.tochigi.jp/joukan/bosyu/01/
 「川崎市 初心者向けパソコン講座」
 http://www.city.kawasaki.jp/16/16syski/home/it/
 「インターネットや電子メールを覚えよう!(岐阜県垂井町)」
  http://www.ginet.or.jp/tarui/new/news_80_4.htm
 「加古川市IT講習会 レベルアップ講習のお知らせ」
  http://www.city.kakogawa.hyogo.jp/it/
 「大垣市情報工房 」
 http://www.city.ogaki.gifu.jp/johokobo/

 IT講習は総務省や文部科学省の見通し(2001年11月時点)では、目標のおおよそ70%程度が3月末までに実施されるということです。このままいけば、当初この国家的事業を批判的に見ていた方々の予想を数の上ではかなり上回り、いい成果が期待できそうです。

 しかし、社会教育施設や公的機関が実施する講習事業は本来どうあるべきかは議論のあるところです。公民館や図書館が行う事業としては手段であるパソコンやインターネットをどういう目的のためにどう活用するのか、それによってどういう効果があるのか等を明確にしないと単なるパソコン操作実習やパソコン購入支援になってしまい、ひいては民間のパソコンスクールの営業妨害になるのではという意見もあります。

 とはいえ、技術の進歩に対し利用技術の普及はまだまだ緒についたばかりです。情報を集め、どう自分の学習や生活に生かすのか、自分たちの情報を発信して社会参加していくこと、インターネットを利用して他人とコミュニケーションしていくこと等は、潜在的ニーズも含めれば、多くの人が関心をもっているのではないのでしょうか。

 これらの実践力の向上やそこから発展する新しい生活スタイル、学習スタイルを身に付けることは国民的課題ともとらえられます。社会教育機関はそのための地域の拠点として環境整備や人材育成をこれから本気で取り組まなければならないように思います。

 goodsite運動はこれからもIT講習をきっかけに、多様な活動の芽が生まれ、発展することを応援していきたいと思います。


【広島県IT講習会】
http://www2u.biglobe.ne.jp/~scenario/it/home.htm
 広島県のIT講習会インストラクター 田中文英さんが運営するサイト。IT講習中の受講者はもちろん、IT講習を終えて、さあ自宅でパソコンに向かおう!という人に役立つ。「IT講習会のポイント」は、IT講習のおさらい。使用したテキストに沿って解説されている。「ITの仕組み」では、インターネットや電子メールなどの概念を解説。「パソコンを買おう」では、初めてパソコンを購入する際のアドバイスを掲載。他にも「トラブルQ&A」、パソコンのちょっと便利な技を紹介する「パソコンをもっと使おう!」などがある。パソコンの用語解説やトラブルの解決法を紹介するメルマガ「パソコンを上手に育てる方法」も配信しており、登録者は8,000人を突破(2001/12現在)。

【IT講習友の会】
http://www.runchan.jp/it/
 釧路地方でIT講習アシスタントをしている有志によって運営されているサイト。IT講習受講者の相互交流の場を提供し、お互いが協力して継続的にパソコンに慣れ親しんでほしいという意図で作成された。講習で得た知識を復習できるよう「マウスの使い方」「インターネット」「文字入力」「電子メール」といったテーマでポイントを解説。「特別企画」では講習会で作成した受講生の作品を紹介、「練習しよう」ではクリックやドラッグの練習ができるゲーム、文字打ちなどの練習ができる。掲示板ではさまざまな質問が寄せられており、それに対する回答も丁寧に行われている。「せっかく受講してもらったんだから、もったいない!」というスタッフの意気込みが伝わってくる。

【IT講習会資料】
http://www.portnet.ne.jp/~haya-ki/web/
  IT講習会インストラクターに役立つふぁるさんのサイト。経験を生かし画像を主とした良質な教材を提供している。マウスやウィンドウの基本操作や画面の各名称、Windowsの終了などといったWindows導入時の教材、キーボード画像、インターネットの仕組みや閲覧、セキュリティ、ブラウザの操作などインターネットに関わる教材、ローマ字かな変換表、電子メールの仕組み、メールの送信方法などの教材、キーボードの記号位置、授業に活用できるリンク集などなど。画像もきれいで見やすく、ところどころに経験を生かしたアドバイスがされており、インストラクターにとって大いに活用できる。IT講習はもちろん教育現場で活用できる。実際にふぁるさんも高校の授業で活用されているとのことだ。

【インターネット博覧会仙台パビリオン「仙台学舎」】
http://www.inpaku-sendai.gr.jp/
  「情報通信技術を駆使して地域福祉や生涯学習を 推進する社会貢献を行っている高齢者による新しい市民活動を紹介する」シニアパワーあふれるサイト。日本語はもちろん英語、中国語、韓国語でも発信。パソコン超初心者の人に向けたネット上のパソコン教室「デジタル寺子屋」では、仙台シニアネットクラブが作成したオリジナルテキストの提供、シニアパソコンボランティアの活動記の紹介など。また「デジタル文庫」では、情報化に関わるシニアの活躍や取り巻く現状などについての記事が掲載されており読みごたえがある。他にも情報交流の場を提供する「仙台茶房」シニアのデジタルコミュニティー「PCサロン」などがある。文字も大きく読みやすい。

【韮山町IT講習会 】
http://www.nirayama.com/~it/
 韮山町社会教育課が運営するサイト。講師やアシスタント、受講者の交流の場を提供。「わいわい掲示板」では、受講者による講議の感想や講師からの応援メッセージなどがやりとりされている。「パソコン自習室」では、楽しみながらキーボードやマウスを使う練習ができるサイトを紹介。また「サポータースケジュール」では、開催日の講師の名前や時間などを掲示し、ネット上で担当者が修正が可能。「講師&サポーター連絡掲示板」では、新しい講習会のお知らせ、ウィスル情報などに活用されている。シンプルなサイトだが、情報の共有の場として活用されており、IT講習の運用にも大いに効果が期待される。

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