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思い出のgoodsite 5月18日UP |
AVCCのこの活動は1996年にスタートした。以来、13年に渡って、761サイトを紹介してきた。当初、日本初の「公共ホームページコンクール」として企画・実施した。当時、開設されていたさまざまなサイトの中から、まず、621サイトをリストアップし、それを「教育実践」「電子教材」「ミュージアム」「コミュニティー」「生活情報」「リンクリスト」の6つのカテゴリーに分類し、それぞれ優秀賞、奨励賞を選定した。その後、コンクールの体裁を改め、学習や社会生活に役立つコンテンツの公開、情報発信、社会的な活動をしているサイトを"goodsite"として推奨していく社会運動「公共ホームページgoodsite運動」とし、1997年は60サイトを紹介し、14サイトをgoodsiteに推奨。98年は50サイトを紹介し、16サイトを推奨。99年は40サイトを紹介し、16サイトを推奨。2000年は75サイトを紹介し、通常選考で8サイト、特別選考として都道府県立図書館10サイト、市町村立図書館10サイトを推奨した。
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兵庫県立人と自然の博物館(1996年09月 '97 good site 賞 -学習情報-)
https://www.artm.pref.hyogo.jp/
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兵庫県立 人と自然の博物館のサイト。シンプルな構成、かつ充実したコンテンツが発信されている。音声ガイダンスと動画や画像を用いた展示解説を楽しみながら全フロアーを自由に観覧できる「バーチャルミュージアム」など、博物館を訪れるこどもたちや引率の教師などの事前学習として活用できる。「収蔵品・展示物」コーナーには、収蔵品の検索はもちろん、虫やかえるの鳴き声や動画、こども向けのクイズもあり大人もこどもも楽しめるコンテンツが充実している。人々の学習を支援する「eサポーター」など博物館ならではのユニークな活動にも積極的に取り組んでおり今後もますます期待できるサイトだ(1996年9月)。13年後のサイトを見ると、コウノトリの郷公園をキャンパスにした兵庫県立大学大学院環境人間学研究科共生博物部門の教育が行われていたり、マレーシア国立サバ大学との交流プロジェクト、市民や子どもたちから寄せられた情報をもとに、調査結果を地図に取りまとめて、展示やホームページで公開するリサーチプロジェクトなどのコンテンツの公開。体験実習や野外観察などのセミナーがぎっしり計画されているなど、とにかく活動の広がりと充実ぶりがめざましい。
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日本の花火(1996年11月 '97 good site 賞 -アーカイブ活動-)
http://www.japan-fireworks.com/
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写真家であり、デザイナー、そして花火愛好家の小野里公成さんのサイト。ライフワークとして日本各地で年間数十ケ所の花火の写真を取り続けている小野里さんならではの視点から、花火に関する情報を発信している。難しい花火撮影のコツ、全国の花火大会の日程や楽しむポイント、花火の種類や特徴、仕組みなどの技術的解説、花火関連用語集や、花火ものしりクイズなど、まさに花火に関する情報が満載である。もちろん、小野里さんが撮影した様々な美しい花火の写真も堪能できる。花火を何倍にも楽しめるサイトだ。(2000年6月)。選定当時、個人の活動としてすごいなぁ・・・と感心したものだが、改めて見てみると「アクセス697万件に感謝」とあり、このサイトの魅力、社会的な評価の高さがうかがわれる。小野里さんは2005年8月には第8回国際花火シンポジウム/トレードショーを取材してその記録を公開したり、「日本の花火」(筑摩書房 2007)も上梓したり 、2009年1月には急逝した現代の名工 小幡清英氏の追悼コンテンツの公開、全国の花火大会のスケジュール公開など、相変わらず活躍している。
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微小貝(1996年07月 '97 good site 賞 -アーカイブ活動-)
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あまり聞きなれない言葉であるが、貝類研究家の間で数mmほどの大きさしかない貝類のことを、「微小貝」と呼んでいる。その微小貝データベースが提供されており、現在も着々と更新されている。微小貝は「昔はどこの砂浜でもよく見られたが、海岸工事や海岸の護岸工事、リゾート開発そして海洋汚染などのために、今ではその姿を目にすることが難しくなってきた」という。貴重なデータベースであると共に自然破壊への警鐘を静かに投げかけているページ(1996年7月)。改めてサイトをたずねると、コンテンツは形や学名、和名から探す「貝類図鑑」(SHELLS DATABASE 貝類 データベース:Total record : 5352)。貝にまつわる平家や恋物語の言い伝えなどを題材にした貝物語。参考文献などで構成されている。コンテンツの制作と管理は山田まち子さんが元大学教授の父親や貝類研究者、関西学院大学情報メディア教育センター貝類データベース研究会らの協力のもとに行っている。微小貝の知識と美しさを伝えるサイトとしていまでも輝き続けている。
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パンダと学ぶ中国語(1997年09月 '98 good site 賞)
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名古屋外国語大学でコンピューターを使った中国語の授業を行っている 三枝裕美さんのページ。自作教材をWeb上に移植して作成している。Shock Wave ムービーを使用しているので、利用できるPC環境等制限されてしまい、移植作業もかなり手間のかかる作業だが、現段階ではやむを得ないようだ。言語取得で必要な発音はもちろん、日常会話、数のあらわしかた等音声による修得、確認のテストもできる。また、漢詩も音声つきで見ることが出来る。このような良質な教材がWEB上に提供されているのはたいへん有益である(1997年9月)。本サイトは学習メディアとしてインターネットの面白さや便利さを説明するのにたいへん適していたことから、選定当時、ことあるごとにデモに利用させていただいた、お世話になったサイトである。改めてコンテンツメニューを見ると「入門編」「初級編」「旅行会話編」「単語編」「おまけ」「Podcast」「Wolf Run」で構成されており、いまでも中国語を楽しみながら学習できる。まさにインターネットによる語学学習分野を切り開いた先駆的なサイトと言えるのでは。2007年にはアルクよりオンデマンドBOOKSが発売になっており、テキストとWebを併用して学ぶこともできる。
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岡山の民話(2000年06月 2001 good site 賞)
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岡山市の河田則子さんのサイト。岡山県内で採話された昔話をGIFアニメーションで紹介している。現在47の昔話が岡山の方言で紹介されており、一部音声が提供されているものや英語版も提供されているものもある。また、採話された地域から昔話を探すことができる「採話地図」、昔話のキーワード検索ができる「昔話の検索」もあり活用できる。誰もがどこかで聞いたことのある昔話もあれば、岡山の地域色豊かな昔話もあり楽しい。21世紀に語り継いでいくべきものがこのようにネットワーク上に蓄積され、共有できることはすばらしい(2000年6月)。昔話の数は49話とそれほど増えていないが、昔話をページを見ながらインターネットで聞けるというのはなかなかいいと改めて実感。解説を事前に読んで「古屋の漏り」(昭和40年頃、岡山県でも有数の伝承者である八束村の池田たきのさん=明治19 年生まれ=が語る お話を稲田浩二先生が採話されたもの)を聞いてみた。"話の中の擬声語・擬態語の語り口調がとてもすばらしい"という解説どおり、いまでは生の語りが聞けない貴重なアーカイブになっている。
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